カワウソ

デンデラのカワウソのネタバレレビュー・内容・結末

デンデラ(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

初見です。
N号棟(鑑賞済)←ミッドサマー(鑑賞済)←楢山節考(未鑑賞)→デンデラと遠い親戚みたいな繋がりを知り観ました。

主人公に感情移入(乗っかる)して物語が進むと言うより、生きる目的が他に無いおばあちゃん達同様、メイさんにグイグイ引っ張ってもらって物語が進んで行った印象です。
年齢等のフィクションラインは置いておいて、デンデラを作った功績や説得力のある見た目と発言から、そのカリスマ性がバシバシ伝わってきました。
ただそのメイさんも行動理念は復讐、それも仲間の犠牲も仕方無しのスタンスで、全肯定できる人物ではありませんでした。

そこでマサリさんです。
メイさんと真逆の存在として、発言だけでなく行動から意志の強さはメイさんに近しいものがあったと感じました。

お二人逝去後は、その生き様を目の当たりにしたカユさんが、これまで自分で選択をした事の無い70のおばあちゃんが、カリスマ二人と違う第三の選択をする物語だと思い、主要三人のキャラ配置とバランス凄いなと思っていました。
そう思っていたので、ラストはどんでん返しに感じました。
思い込みによるセルフどんでん返しです。
悪い意味ではありません。
これはこれでカユさんの選択です。
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