ユースケ

マン・オブ・スティールのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分は何者なのか…自分は何をすべきなのか…悩みに悩んで33年…

【スーパーマン リターンズ】以来7年ぶりの【スーパーマン】シリーズのリブートであり、DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)第1弾である本作は、スーパーマンを演じたヘンリー・カヴィルのキャスティングは完璧でしたが、ノーラン病によってニートとマザコンを悪化させたスーパーマンがウジウジ悩み続けるオリジル版へのリスペクトを微塵も感じさせない微妙な一本。リブート一発目で同じ能力を持った同じ星人を出しちゃったら、スーパーマンの完全無欠感や唯一無二感が台無しです。

とにかく、ストーリーがモヤモヤな分アクションはキレッキレ。
キメ画職人ザック・スナイダーのビジュアルセンスとスーパーマンのマザコンが炸裂するスーパーマンVS女戦士ファオラ=ウル&ナム=エクによる超高速バトルや迷走中のモヤモヤをぶっ飛ばすスーパーマンVSゾット将軍によるクライマックスの大破壊はいろんな意味でヤバい。
敵を倒すためなら周辺地区への被害を考えないで全てぶち壊すスーパーマン。もっと地球人の事を考えないと人気者にはなれないぞ。しかも、ゾット将軍の首をへし折ってスーパーヒーロー誕生って…カインとアベルごっことかいいから爽快感を出して下さい。

とりあえず、スーパーマン就職おめでとう。新聞記者ならトラック野郎にぶち切れてトラックを串刺しにする事もないよね。