ザックミーツノーランのスーパーマンビギン
ワーナーブラザーズ、レジェンダリーピクチャーズ提供。製作、脚本クリストファーノーランほか。音楽ハンスジマー。監督ザックスナイダー。
一大ヒーロー物として80年代席巻してきた「スーパーマン」
マーロンブランドンを巻き込み、ジョンウィリアムスのあの有名テーマ曲の「スーパーマン」
テッド将軍のガラスが割れて、地球で対決のリチャードレスター監督「スーパーマン3冒険編」
巨大コンピューターに巻き込まれるロボコン対スーパーマン「スーパ-マン4電子の要塞」
キャストも監督も変わり、ガラリとかわり、敵も最強に見えてむしろ、ちゃっちくなった「スーパーマン5最強の敵」
公開前チラシも二種類あり。ニュースから今度のスーパーマンリメイクが、ザックスナイダーに決定とのニュース。
お気に入りの監督のザックスナイダー。
予告を見るとなんだか真面目なスーパーマンの趣。
チラシからおすぎの絶賛コメント。
レジェンダリー、ノーラン提供からか?キャストにダイアンレインとかケビンコスナーとかニンマリゲストに期待。
去年からずーーーっと楽しみにしていた本作。初日一番。ほぼ席の皆様と勿論2D鑑賞してまいりました。
冒頭のワーナーブラザーズのロゴ、それを包み込むレジェンダリーピクチャーのロゴからの迷い込んだ世界は、ノーランの製作会社シンコピーのロゴ。素晴らしいクレジットジャブから一気に140分強魅せられます。最初からすっかり新しさに包み込まれていきます。
80年代の元祖旧作のトリロジー版のような、
ユーモア、一切ありません。クスクス程度はあり。ご了承ください。
日本人のようにある意味
まじめに作った
re-makeした
再び新しくしたスーパーマンビギン誕生です。
ですが、旧作ご存知じゃない方は、ぜひリチャードドナー監督「スーパーマン」
リチャ-ドレスター監督「スーパーマン?」予習するといいでしょう。ぜひ。
怒涛の超速度飛行のザックカッツと過去現在をバックアンドフォースする素晴らしい回想シーンのはさみ見込みによりスーパーマンが出来上がっていきます。
クラークケントが成長しています。
主役のヘンリー・カヴィル人気上がりそうですね。すんごいマッチョでびっくりしましたが、、、。悲しきダブルピアレンツに挟まれ、飛ばされ、ぶつけられ主人公を好演。必見。
冒頭から「グラジエーター」のようなコスチュームダッドを決め込んだ虎のような顔つきのラッセル・クロウ
エイミーアダムスも超速取材力でクラークケントと出会い、戦うヒロイン記者になっております。
そして涙ポイントのスペシャルゲスト
まさしく80年代を牽引し、色つかせたケヴィンコスナーの農業親父ぶりに。皺に涙しました、必見(涙1回)
これまた、コッポラの「アウトサイダー」でヒロイックな生意気さで登場し、「甘く危険な香り」でセクシー路線に突入し、いまや本作のおかあちゃん役でノーメイクと皺に余計にいい女性ぶりに涙したダイアンレイン、こちらも必見(涙2回)
ザック監督は、本作をとるために、まるで「ウォッチメン」でアメコミヒーローVFXを吸収して、「ガフールの伝説」で化け物CG演出を学び撮った物を
本作にすべてぶち込んでいる気概を感じましたね。
まあ、まあ、まあ
はやいこと
はやいこと。格闘シーンの素晴らしき超速ザックカッツ、中盤から必見でございます!
さながら「ドラゴンボールZ」の戦いかよみたいな、壁にドーン50連発CG噴射を見逃すなっ!
リチャードレスター監督の「スーパーマン2」を意識している戦闘シーンを彷彿させてくれましたね。
ドッカン、バッキン、こする、はねる、受け止める、ガチなぐる、飛ばす、光線する、地球を破壊する。大丈夫巻き込まれた人(笑)のような戦闘シーンすごいです。
あと、もう「マトリックス」経済効果から大男になった、お気に入り俳優ローレンス・フィッシュバーンも締めてくれます。
旧作の描き不足を余すところなく、しっかり語りつくした新しいスーパーマンでございました。クラークケント誕生までぜひ超速いスピードと、ボコボコの破壊をお楽しみください。
スナイダーとノーランが手を組み、オリジナルに誠実な(漫画原作しらないけど、忠実そう。)まじめなスーパ-マンビギン。続編が楽しみだなーー。作ってほしいです。
さて
あらたな超速スーパーマン
鋼鉄の男が見せる
クリプトン星崩壊杯、スーパーマン対ゾット将軍
スナイーダーミーツノーラン、スーパーマンビギン
ぜひ往年のスーパーマンファンの皆様
アメコミファンの皆様おすすめです。