金柑

東京家族の金柑のレビュー・感想・評価

東京家族(2012年製作の映画)
3.4
可もなく不可もなく
山田洋次作品3本目、やっぱり見た目だけ平成で中身は昭和の家族と感じる。私が知らないだけで平成初期ってこんな感じだったのかもしかして?
東京物語を観なければなと思った。

2012年の設定なのに登場人物の話し方が一昔前の感じなの、フィクションだからと自分を納得させるにもちょっと限界ある。
中学生の長男が私の少し下くらいの年齢ということになるけど、おじいちゃんおばあちゃんに向かって「言ってまいります」と言わされたり、母親が近所の子を「坊や」と呼び、弟が連れてきた女性を「娘さん」と呼び…いいお家ですねという感じ……「我が家のヒーローみのる」もやばい。ほんと、私が世間知らずなだけでこんな家も多いんでしょうか………。
ラストのおじいちゃんが急に饒舌で話す速度も上がってちょっと違和感。今どき20代女性が「おいおい泣く」って言い方するかね…
そんなことがずっと気になりすぎて家族の温かさとか絆とかなんかそういうことは全然入ってこなかった。最後ちょっといい感じだったね。あーお母さんとショージの会話は良かったな。

少なくとも最近の山田洋次作品内の台詞回しは私には合わないんだということがよく分かりました。でも家族につらいよも録画したし近日中に観ます。

最近葬式だったり登場人物が亡くなる映画観ることが多い気がする。ありがたいことに私にはまだ経験がないので、経験したらまた感想も変わるんだろうな、と、そういう場面を見ると毎回思う

連獅子勘九郎さんだったの!??!そんなカメオ出演ある????
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