ぶちょおファンク

LOOPER/ルーパーのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3 中盤★1.5 終盤★2.5

エミリー・ブラント目当てでチェック!

タイムトラベルものとして
大筋とラストのアイデアは大変に面白い。
しかしかなり粗の多い設定なので、
如何にそう感じさせず面白さのほうが勝るかが
本作の評価の分かれ目になると思われ。。。


まずブルース・ウィリス本人は左利きなんで
未来から登場時、左手で金塊を投げ左腕でパンチを放つ。
しかしジョゼフ・ゴードン=レヴィットは右利き。
そこでウィリスが現代(2044年)に来てからは
互いに左右で銃を撃ったり、
左手で右腕にメッセージを書いたりと、
実は主人公は両手利きなんだとさり気なく
役者本人の利き手の違いをうまくごまかしており、
ここまで細かいことに気遣うモノづくりってことは
おそらく作り手も本作の設定や展開の矛盾が気にはなってるけど、
そこは大目に見てよ!って現れか、
もしくはブルースの叔父貴が
「俺左利きだけど右でも演技するからジョゼフもたまには左で演技してくれ」
っと役者同士ですり合わせたのか?(笑
それとも時空の歪みで左右逆転してるとか???😆

序盤でそういう作り手か演じ手の工夫が垣間見えたので
以降は寛容な気持ちとアタマ空っぽにして観ようと努めましたが無理でした。。。😅

愛する妻を救いたい。
その気持ちは痛いほど分かる。
しかしだからって“レインメイカー”の可能性はあるけど別人の子まで殺すかえ???
中盤のこの展開で物語に共感できなくなりました!!
個人的に実は殺してなかった…ってのを期待してましたが。。。

終盤はガラッと趣きも変わり
それはそれでバカっぽくて面白かった!

妻を助けたいという利己的行動のみの未来のルーパー、
未来を変えるべく自己犠牲の行動に出る利他的な現在のルーパー、
同一人物なのにまるで利き手の違う別人みたいな変化!!(笑

ヒトや未来は変わる、変えられる!ってメッセージやね♪😗

2019年34本目