アイアンマンというヒーローの物語というよりは、トニー・スタークという人間の物語。
本作で描かれるのは度重なる激戦によって精神が不安定になっているトニーが、改めてトニー・スタークという一人の人間と向き合う物語。
何か、シリーズを追うごとにボロボロになっていくヒーローって新鮮ですね。それでも会話や態度は変わらないトニー、不眠症で悩みつつも弱音なんて零さない(零せない?)。このプライドの高さというか高慢さが後々の展開に繋がる訳ですが、それはさておき。
本作は、あくまでもトニー・スタークの物語という事もあってか、アイアンマンでいる時間は30分に満たないわけですけれど、充分に見応えのある物となっております。ラストのオールスター感が好き、でもあの決着の付け方は如何な物だろうか。