このレビューはネタバレを含みます
変態映画。
その昔、パリはめちゃくちゃ臭くて汚い街だった…みたいな描写から始まる。
その道端で産み落とされそのまま死ぬかと思われた赤子が主人公。
この主人公に関わる人は死ぬ。母親すら死ぬ。生まれついての呪いの子っぷりがすごい。
臭くて汚い場所で生まれた男が、長じるにつれ特異な嗅覚と才能で芳しい香水を調合する能力を開花させていく。
結末を知るとこの能力すらも呪いだったのか、と思わせられる。
嗅覚のフェティシズムと変態性を見事に描いているが、変態映画なので家族でみてはいけない。