前々から原作が気になっていて、先に映画を観てみようということでTSUTAYAでレンタルしました。
キャストを調べずに観たので、
最初に「ベンウィショー？あ、リリーのすべてに出てきた人！」
途中で「え、待ってダスティンホフマン出てるじゃん」
最後に「アランリックマーン！！！！！」
っていう嬉しい驚きの連続でした（笑）
ストーリーもしっかりしていてとても面白いです。描写が異様にリアルなので人によって好き嫌いは出ると思いますが。
久しぶりにこんなに世界に入り込める映画を観たなあと思いました。満足。
主人公のグルヌイユは自分の存在価値を世界一の香水を作ることによって示したかった。でも人々が惹かれるのは香水の匂いそのものであって、その香水を作る彼個人ではない。それに絶望した彼は…。
主人公の悲しみ、虚しさが心に響いて、同情？というか上手い言葉が見つかりませんが、そんなような気持ちが湧いてきました。
レミゼやノアのような世界観が苦手ではない方にはオススメしたいかな、と思います。必ずしも美しい描写だけではないですが、その部分も含め、世界に入り込める人にはとっても面白い作品だと思いました。
