たき

レ・ミゼラブルのたきのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
3.5
「レ・ミゼラブル」を観る。

いつまでも食わず嫌いというのもどうかと思い、苦手克服ムージカルに挑戦です。
アンちゃんとアマンダたんもおるしね。←それが目的ですよね。

パン1個盗んだだけなのにとんでもない人生を送るハメになったジャン・バルジャンの半生。←他に言い様。

やっぱりしょっぱな違和感を禁じ得なかったんですが、曲が好みだし、迫力にもおされて、アンちゃん絶唱の頃にはぜんぜん気にならなくなってしまってました。

とにかく最後の最後の一歩手前までずっとかなしいお話。
ジャン・バルジャンも革命に立ち上がった民衆も、出てくるひとたちほとんどみんなかなしい。
なかば当たり前のようになにかを得るためには誰かを犠牲にしなければいけない精神に支配されている。
ジャン・バルジャンなんて特に愛のため、信仰のため、ことごとく誰かを優先する。何度も自分を殺す。

そんなもんだからしてラストのアマンダたん、エディ・レッドメイン、アンちゃん再登場からの大コーラスはほっとしたのかなんなのかめっちゃ泣いた。犠牲なんていらない。愛は勝つ。

剣を捨て、鍬を持とう。

ちと衝撃というか意外だったのは、ジャベールさんの最期。
てっきり改心するかとおもた。
容赦ないといえば容赦ない。
納得しないという意味でなく。
たき

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