キアヌが司会を務めるドキュメンタリー。フィルムからデジタルへ、伝統から自由への物語。
「ピープルvsジョージ・ルーカス」もそうだったが、一方向の意見ではなく異なる視点の意見が交錯するのが面白い。デジタル化によって圧倒的な自由が得られたという人もいれば、かえって大切なものが失われたという人もいる。より広い自由か、ある程度しばった中でこそ緊張と充実がる。どちらも一理あるし、どちらも否定しがたい。答えを安易に投げ出さず、観客に与えることこそグッドクエスチョン、良い質問といえる。
個人的には、フィルムに固執している人はノーランとかタランティーノのといった一癖も二癖もある人ばかりだから一般的な意見とは言い難い感はあるが。