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the Future ザ・フューチャーのはとのレビュー・感想・評価

the Future ザ・フューチャー(2011年製作の映画)
3.8
35才のカップルの決意と変化。日常の愛しさと人生の苦味。ミランダ・ジュライ、その人をまるごと作品にしたかのように、不思議で生生しく、苦しくて温かい。

彼女の著書の『いちばんここに似合う人』『あなたを選んでくれるもの』の2冊が大好きで、ときおり読み返すんですが、この映画も同じ雰囲気を持っている。生きるのがちょっと下手で、世の中からはぐれてしまう人の背中を優しくなでてくれる。孤独に震える人にそっと毛布をかけてくれる。みたいな。

最近になってマイク・ミルズ監督のパートナーと同一人物と気付いて、なるほどーと色々腑に落ちました。監督が彼女の好きなところを「まったく僕の思い通りにならないところ」と答えていて、そんな素敵な答えある?とキュンとしてたんですが、確かにミランダ・ジュライは誰の思う通りにもならないだろうな。憧れの女性だな。

彼女のInstagramのストーリーで、この映画の主人公みたいな変な踊りしてるところを今でも時々見かけるんですが、あれ見るとなんか元気出るんですよね。私。
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