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幸せへのまわり道のはとのレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
4.4
自分の感情と向き合い大切な人に本当の気持ちを伝える。男性は恐怖や悲しみを怒りや逃避に変換しがちで、自分も周囲も傷つけてしまう。男性だって弱くて良いし泣いても良い。男らしさの呪縛を解くアンガーマネジメントとメンタルヘルスの映画。

見ている私も主人公と一緒にカウンセリングを受けているようで、固くなってしまった心を開放させてくれる素敵な作品だった。I like you as you are. に私はとても弱い。好きな映画。音楽も良い。

奇をてらわず優しい印象なのに、ハッとするシーンがいくつもあり、なんともいえない良さがある。そして、俳優の演技に対する信頼を感じられて、俳優監督らしい演出だなと思った。トム・ハンクスはもちろんマシュー・リスの繊細な表情が素晴らしい。
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