kumada

レッド・ライトのkumadaのレビュー・感想・評価

レッド・ライト(2012年製作の映画)
2.9
宜保愛子という霊能者が1980年代に一世を風靡しました。彼女は物理学者の大槻教授から随分と批判されていました。そう言えばユリ・ゲラーなんて人もいました。スプーン曲げの清田少年も頻繁にテレビに出てましたね。清田少年のトリックはノンフィクション作家の立花隆に暴かれました。そんなこんなを思い出させるお話です。

この手の超能力者や霊能者はすべからく胡散臭いです。本作でも描かれますが、周りを親しいスタッフで固め、十分な事前調査をし、話術を巧みに操れば騙すことはそれほど難しくないのでしょう。

宜保愛子をロバート・デ・ニーロが、大槻教授をシガニー・ウィーバーが演じます(笑)。豪華キャストです。彼女の補佐役をキリアン・マーフィー、彼の恋人役をエリザベス・オルセンが演じます。脇役も豪華。でもね、途中で眠たくなりました。疑似科学と科学の対決というお話は私には全く刺さりません。それ以前に盛り上がりに欠けますね。ついこの間(2018年)の映画ですが、いまどき何でこんな題材の映画を撮ったんでしょう、なんてことを考えながら見てました。

ラストにどんでん返しがあります。少しだけホットしました。非現実を描いてこそ映画ですから。しかし、そのどんでん返しを描くために2時間弱を費やすのはつらい。
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