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レッド・ライトのメルのレビュー・感想・評価

レッド・ライト(2012年製作の映画)
3.8
超常現象の嘘を科学的に暴いていく科学者マーガレット( シガニー・ウィーバー)と助手のトム( キリアン・マーフィ)。

そこに伝説の超能力者シルバー( ロバート・デ・ニーロ)が現れる。
かつてマーガレットはシルバーと対峙した時、彼女の母親としての弱みに付け込まれ一瞬だけ彼の超能力を信じてしまった…という過去がある。

マーガレットには4歳から植物人間となった息子が居て、「もし自分が死後の世界を信じられるなら、直ぐにでも生命維持装置を外すことが出来る。でもそれが信じられないから、延命装置を外せないでいる」と言う。

助手のトムも彼なりの理由があって、超能力者が本当に存在するのかしないのか…証明する事に労を惜しまないのだけれど…。

キリアン・マーフィのファンなので主演というだけでポイント高いです(笑)
が、後半が雑な感じもします。

何回か観るうちに、掴み所のないトムの心理が憶測ではあるけれど想像できて面白味が出て来る。

超能力者のショウを見に来ている観客よりも誰よりも超能力者の存在を期待していたのはマーガレットとトムだったのかも…。

最後のトムのモノローグは切なくもあります。
スイッチを切ったはずの維持装置、廊下に出た時に違った音で聞こえて来たのは私だけでしょうか。
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