やはりウェス・アンダーソン監督にハズレ無しでした。
名作とまではいきませんが、好みが合う人にはたまらない良い映画だと思います。
キャスト、音楽、ビジュアルが相変わらず独特の世界観を創り出していて、めちゃくちゃ心地良い。
主演の二人が可愛くてすぐに感情移入できましたし、いつもの通り細かいところが凝っていてカメラワークも素晴らしいです。
のっけからいつものスーパーズームインが出てきて、思わず拍手しそうになっちゃいました（家だからいいんですけどね（笑））
子供二人の逃避行が可愛らしくもありワクワク感もあり、思春期特有のもどかしさも含めて色んな感情がゆさぶられました。
子供同士の友情と大人も捨てたもんじゃないというところで、クラマックスではじーんときましたね〜
家族の崩壊と再生もテーマになっていると思いましたが、他の作品よりはストーリーとしては起伏が少なめかもしれず、その分とっつきやすいかも。
本編で十分満足させてもらいましたが、エンドロールも美しくて楽しくて最高でした！
絶対最後まで鑑賞されることをお勧めします。
ウェス・アンダーソン監督作は、グランド・ブダペスト・ホテルを最初に観てから、他の作品も観てきましたが、本作含めそれまでの作品の集大成がグランド・ブダペスト・ホテルなのだと強く感じました。
エンドロールまで楽しめるところも最高ですね〜
