“私たちは愛し合っている。ただ一緒にいたいだけ。何が間違っているの?”
ボーイスカウトを脱走した孤児と、島で暮らす問題児の娘が、2人で恋の逃避行。ウェスアンダーソンの世界観で恋愛を映し出す。
シンメトリーな画と、おとぎ話のような色彩、独自の言い回し。
まさにウェスアンダーソン。
時代背景や状況の説明は描写じゃなくて、直接セリフで言っちゃう感じも、ウェスアンダーソンっぽい。
女の子クール感がよかった。
あとキャストがすごい。
話は単純だけど、そのどれもを美しく描いて、子供を使いながら恋愛とは何かに向き合う、意外と深いお話だった。
テンポもよくて短い時間によくまとまっていた。