Ryoko

王になった男のRyokoのレビュー・感想・評価

王になった男(2012年製作の映画)
4.0
イビョンホンの二役の演じ分けが見事。
昔は白い歯を見せてニカッとしているイメージだけだったけど、「甘い人生」を見てイメージ変わりました。演技派です。この人の出演する新作はチェックしていきたいと思う。
今回の役は、「暴君」と恐れられた実在の王・光海君と、その影武者。
王道なストーリーだなと思いながら見ていたけれど、やはり韓国映画と思わせる容赦ない描写も出てくる。影武者が王に扮することで次第に心も王らしくなっていき、さらには本物より国思いで心優しき王として皆に慕われていく過程が心地よかった。
臣下が、何か失敗するにつけ頭を地につけて「殺してください、殿下」 と言ったり、侍女達は王の残したものしか食べることができなかったり、王はトイレまでも侍女たちが見ている前でしないといけなかったりなど、王宮での生活の一端も見ることができて面白かった。ソウルにある景福宮で撮影されたのか定かじゃないけど、舞台となっている王宮が煌びやかで目でも楽しめた。それから王のお気に入り小豆粥がとっても美味しそう。
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