出崎統監督の
ブラック・ジャック(OVA)を
観返したので、そのまま劇場版も鑑賞。
やはり、ブラック・ジャックは
格好良く面白い。
物語は、スポーツや芸術で卓越した
才能を発揮する"超人類"に発生する病
にブラック・ジャックが挑んでいく、
オリジナルストーリーとなっている。
原作のテーマ性を尊重しながらの
アレンジが効いたシリアスかつリアル
な作風は、シリーズを通して見事だ。
本作に関しては、医療サスペンス的な
展開も組み込まれており、
こういった部分はOVAと劇場版の
スケールの違いを感じた。
病気の原因や結末に関しては、
人間の無力さや過ちを予感させる
内容となっている。
ブラック・ジャックも一人の人間
であり、万能なヒーローではない事を
改めて思う。
出崎統の作品は「あしたのジョー」や
「ルパン三世」で慣れ親しんでおり、
「ブラック・ジャック」も原作本を
全巻揃えている位に大好きな漫画だ。
この"出崎版ブラック・ジャック"は
私の一番好きなアニメシリーズ
かもしれない。
是非とも一見して欲しいと思う。