フェミ研ゼミ

クロエのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

クロエ(2001年製作の映画)
5.0
詩的な映画でありながら、写真集のような画に心地よい音を着せた映画。
日々の泡の奇抜な設定が気にもならない、心の描写に集中させる繊細な感性。
おそらく日々の泡をマンガ化した岡崎京子より人間の心の描写が巧みだなあ。
大事なのは設定に忠実かではない。同じ色の絵の具で描いても違う絵に仕上がる映画は沢山あるから。
赤の絵の具でかいても、青の絵の具で書いても、おなじ日々の泡を描かれていた。否、日々の泡の中心核だけを描いたものがクロエなのかもしれないなあ。
クロエ鑑賞会しませんか。
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