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雨粒の小さな歴史のdarumaのレビュー・感想・評価

雨粒の小さな歴史(2012年製作の映画)
3.9
中川龍太郎監督の初期を順番に観るシリーズ。2作目は(も)、未来作が浮かぶような感じ。「やがて海へと届く」を少し連想しました。

ほんのちょっとですが、池松壮亮さんが出てきてビックリ…!!
(監督とどういう繋がりが!?でもこういう小品に積極的に出ようとする姿勢は何かわかる)
声が池松さんだったので「あれっ…?」と思いましたが、演技だけ見てたら、すぐには気づかなかったかも。10年前なのでかなりお若いです。

それ以外の方は、1作目のCallingの藤村駿さん以外はわからずで、しかもちょっと眠い状態で観始めてしまったので、序盤は人物がややごちゃっとして、何回か往復しました。(年齢の近い人物が複数人出てくるので、関係性が…)
でも、把握できると、ああなるほど!という感じ。

冒頭にすべてを語っていて(ここも一度観直した)、3章に章立てされていて、しかも章の名前が少し長いので、後でもう一度、その名前だけ確認してしまった。なるほど…

靴のシーンが印象的。
救えなかったものを、今度は私が救いたい…という事かなと思った。

絵は、妹だったのかな?と思った。
もしかしてほくろとか特徴的だった!?と思ったけど、その後のシーンをガン見してたら二人とも結構ほくろがあって、そこはちょっとわからなかった…実際はどちらにも似てるような、似ていないような絵で、もしかすると主人公にとっては「全く似ていない」と感じてしまっただけなのかもしれない。もしくは、逆に物凄くそっくりだったとか?
いろんな風に取れるのが良かった。

ダンスとか演奏とか、結構アートが取り入れられていて、前衛的。
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