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岳 -ガク-のGINのレビュー・感想・評価

岳 -ガク-(2010年製作の映画)
3.7
久々に邦画を鑑賞😁

小栗 旬 ✕ 長澤まさみが贈る日本アルプスを舞台に極限で繰り広げられる命の物語。

原作は石塚真一の400万部突破の同名漫画。

山を知り尽くした山岳ボランティアの三歩(小栗旬)の暮らす山に、救助隊員に新人配属された椎名久美(長澤まさみ)がやってくる。
久美は過酷な訓練を乗り越えて成長していくが、実際の救助では遭難者の命を救うことが出来ないばかりか、自分が事故にあってしまうなど、上手くいかない日々が続いていた。
そんな折、猛吹雪の冬山で多重遭難が発生。
仲間と共に救助に向かう久美を待ち受けていたのは、想像を絶する雪山の脅威だった―。

山を題材にした作品って少ないから貴重ですね(⁠^⁠^⁠)
人を愛し、山を愛する男、島崎三歩が日本アルプスを舞台に繰り広げる感動のドラマ。
序盤から熱いシーン(⁠^⁠^⁠)
山を舐めてかかるとエラいめにあう。
本格的な山登りなんてしたことないから、とても勉強になった。
滑落事故で亡くなった場合は「フォール」と言って遺体を落とすこともあるって初めて知ったよ。
自分の中では結構衝撃だった。
後半のシナリオは、雪山での多重遭難事故。
天候も悪化する中での三歩と久美の決死の山岳救助にハラハラさせられた。
要救助者の命を助けるための久美の勇気ある決断と、その後に起こった出来事に胸が熱くなりました。

主人公、島崎三歩を演じるのは、小栗 旬さん。
島崎三歩は、誰よりも山を愛する男。
要救助者に「よく、頑張った」「また山においでよ」と労わりの言葉をかける面倒見の良い男だ。
彼の爽やかな人柄と、大きな包容力を持って山と向き合う姿勢は、観ていてとても好感が持てました。
新人救助隊員・椎名久美を演じるのは長澤まさみさん。
(父親の影響と)島崎三歩に感化されて真摯に山と向き合う久美を丁寧に演じていて、こちらも良かった。
他に…
佐々木蔵之介さん、石田卓也さん、市毛良枝さん、渡部篤郎さんなど実力派の俳優陣が脇を固めており、皆さん熱のこもった素晴らしい演技でした。
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