前作『グレイヴ・エンカウンターズ』を観た大学生が、あれは現実の出来事だった！と信じ「1」で行方不明になった主人公の足跡を追うという、なんだか白石監督の『怖すぎ』シリーズを思わせる入れ子構造。そして中盤以降の力こそパワーな展開は、前作を遥かに上回る強引さ笑。良くも悪くも前作の二番煎じでした。
前作を見てる（というメタ設定）なはずなのに、何も学ばず異世界に閉じ込められる主人公たち。学ばな過ぎてかえってリアリティが薄く「1」ほどには入り込めなかった。前作で異世界に閉じ込められた人たちの顛末を知ってる（しかもそれが本当に起こったことだと信じてる）のに、対策らしい対策を何もしない主人公たちの行動にとにかく粗が目立つ。「1」と同じことやっても駄目だよ、、メタ設定があるならなおのこと。
幽霊が出るとは知らずに舐めてやってきた人たちが幽霊に殺される（前作の設定ですね）のは分かる。でも幽霊がいると知ってるのに何も対策せずむざむざやって来て殺されるのは意味不明…笑。前作で失敗した人たちから教訓を得た上で十分な対策を施して、それでもやっぱり人知を超えた力には勝てない、、みたいなプロットじゃないと続編は面白くならないなと思った。
全編通して、前作を上回ってるのは血みどろのスプラッター要素くらいで、設定もキャラクターもほとんど「1」と同じじゃん！というのが素直な感想。しかしFilmarksの評価が前作と0.1しか変わらないの納得いかないなあ笑。私的には1.5くらい差ある気がする。前作が良かったから期待しすぎたってのもあるかもだけど。
