たまみ

風立ちぬのたまみのネタバレレビュー・内容・結末

風立ちぬ(2013年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく難しい話なのかと思って観てなかったし、多分これが公開になった時の自分なら「難しいなあ」で終わって、1回きりになるところだったかも…

社会人になって、仕事を始めて、人間関係もだんだん変わってく中でこの映画が観れて良かった!

戦争の時代の映画だけど、戦争で苦しむ人に焦点を当てていないのも新鮮だった

最初の、二郎の幼い頃のキラッキラした目からどんどん惹き込まれて行って、二郎はどんな事があっても目が輝いていて、こんなに好きなことを見つけたいと思ったし、好きなことに一生懸命になれる人は本当に素敵だと感じた。
二郎となおこの2人が出会った時も、再会した時も素敵なタイミングで、人生って本当にタイミングなんだな…としみじみ。

愛している人をずっと心から応援しているなおこさんが素敵すぎたし、最後の「好きな人にいちばん綺麗な時だけ見てもらったのよ」っていうセリフで涙止まらなかった。

これは時代背景が故に男の人の仕事に焦点を当てているから、「男は仕事してこそ」とかそういう言葉がたくさん出てきたけど、今の時代は女性も仕事をして輝ける時代だから、私ももっともっと仕事に誇りを持って頑張っていきたい。

となりのトトロとか、千と千尋の神隠しとかタイトルの意味がそのままな映画が多い印象だったけど、タイトルだけじゃ内容が分からないまま見始めたこの映画、最後まで見たらタイトルもサブタイトル?の「生きねば」も全部回収されて、さすがジブリです……となった。好きなジブリ映画上位入れ替わったかも…いい映画見れて幸せな金曜日!

庵野秀明さんの声がめちゃくちゃよかった。ジブリ映画に出てくる眼鏡の男性独特の、声の質というか、声優!って感じじゃない素朴な話し方大好きなんだよなあ…(トトロのメイとさつきのお父さんとか、耳をすませばのお父さんとか…)共感してくれる人…
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