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世界にひとつのプレイブックのおぼっとのレビュー・感想・評価

4.8
いい映画です。
ただ邦題が本当にイマイチです。洋画は原題のままでいいんですよ。
Playbookとは、脚本と意味もあり、アメフトのフォーメーションや戦略をまとめたものという意味もあり、今作では後者です。
アメフトは今作で重要ですね。

パットは、元々躁うつを抱えており妻の浮気現場を目撃したところに流れる、結婚式に流れたStevie WonderのMy Cherie Amourにトラウマを抱え、精神病院で8か月の入院を経て、退院。
退院してもなお、元妻であるニッキとヨリを戻せると思うパット。
ニッキに会いたいと言っても接近禁止令があるばかりに、ストレスが溜まり両親や周囲に迷惑をかける日々。
そんな中、友人のロビーにディナーに誘われ、ロビー夫婦、ロビー夫人の妹ティファニーと共にディナーをすることに。
彼女も、夫を亡くしその反動でSEX依存症になってしまった。

不思議に意気投合した二人は、二人でジョグをしながらディナーを共にすることになりますが、パットのKYな発言ティファニーは激昂。
しかし、パットの頭に流れる忌まわしいMy Cherie Amourを消します。

二人は、お互いが抱える問題をお互い解決しようと、お互いを助け合うように。
パットは、元妻のニッキに手紙を送ってほしい、ティファニーはダンスのパートナーになってほしい。
パットは手紙を送りますが、ティファニーは送ってません。
むしろ、自分で作った嘘の返事を作ります。
パットは、ダンスをするうち安らぐようになります。

パットは父の仕事=博打の仕事を手伝うため、アメフトの会場に行きますが、兄をかばうために結局暴力を振るってしまう。
家に帰ると、父から責められるも、ダンスをの約束を破られたティファニーが現れ、パットを追いやったのはそっちだろ!と戒められます。

ここからのダンス発表会、ラストにかけての流れは本当に最高で、ティファニー演じるジェニファーローレンスのパットに対する愛が溢れてすごくいいです。
平均スコア、5点超えろ!と思わず応援してしまった(-_-;)
今考えれば、ストーリー的に5点ですけどね笑
パットがニッキに挨拶に行ったのは、ニッキに別れを告げるため。
過去を払拭できたのも、ティファニーのおかげであると、パットは分かってました。父に諭されるまでもなく。

今作は、ジェニファーローレンスに限らず全てのキャストがハマってます。
デニーロも本当クソ親だし笑、クリスタッカーのコミカルダンスも最高です!

しかし、パットの元妻の名前、ニッキ…
ジュリアスタイルズが出てるだけに、ニッキと言われたらボーンシリーズを思い出して、え?ニッキー?え?っと混乱しました笑
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