愛する人を失い心のバランスを崩した男女が出会い、ぶつかり合い、惹かれ合いながら再起をはかるストーリー。
silver linings…
太陽の光を受けて白く輝いている雲の縁の部分のことで、どんな雲の裏も銀色に光っており、必ず希望はあるという意味らしい。
まさに傷つき悩み、抑えられない自分を変えたいと思っている2人のことだ。
心の悩みを互いにさらけ出し、苦しみは自分だけではないことを知った時、自分に向いていた心のベクトルが外に向きだし、2人の距離が縮まっていく。
監督も主人公のようにキレやすく、俳優とトラブルを起こしてしまい、しばらく映画界から干されてしまったそうだが、今作で評価され、silver liningsというキーワードは監督自身にも重なるよう。
ダンスコンテストに出場する2人を見守る家族が温かくて、一緒に応援している自分がいた。
誰かを応援すると、応援される側だけでなく、応援した自分も元気になれる。
自分と大切な人を応援したくなる素敵な映画でした。