tmcてむしー

キャビンのtmcてむしーのネタバレレビュー・内容・結末

キャビン(2011年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

twitterで武装隊がモンスターに襲われるシーンが話題になりすぎていて、彼氏が見よう見ようと言ってきたので見た。

ストーリー
大学生のデイナ(クリステン・コノリー)、ジュールス(アンナ・ハッチソン)、マーティ(フラン・クランツ)、カート(クリス・ヘムズワース)、ホールデン(ジェシー・ウィリアムズ)の5人は、
カートのいとこの別荘だという山奥のキャビン(山小屋)で週末を過ごすことに。
向かっている途中のガソリンスタンドで出会った男は、キャビンに行けば殺されると意味深なことを言う。
5人は気にせずキャビンに泊まり、酒を飲んでいた。
地下への入り口を発見し、中に入って見るとそこには様々な骨董品がざっくばらんに並んでいる。
それぞれ気になるものを探索していた5人だったが、デイナが不気味な日記帳を見つけ、そこに書かれていた文字を読んでしまう。
その呪文を皮切りにゾンビとして復活したバックナー一家に、5人は次々と殺されてしまう。
生き残ったデイナとマーティンは、ゾンビの墓の地下にエレベーターを発見する。
地下に降りて見ると、そこは様々なモンスター達が眠るモンスターの保管所であった。

ちょっとラストまで書くのが難しい映画でした笑
この映画が他のホラー作品と違うのは、いわゆる「メタ要素」がふんだんに含まれているからです。
最初は若者5人が山小屋で惨殺されるサイコスリラーでしょ?なんて軽い気持ちで身始めましたが、
その山小屋はある組織が「神様を鎮めるために生贄を泊まらせる実習場」だったのです、、、
その組織は地下に封印されている神様を鎮めるため、5人の若者「勇者」「娼婦」「愚者」「賢者」「処女」として呼び込み、様々な科学的方法で「ホラー映画」っぽい配役にして、地下にあるアイテムで襲うモンスターを選ばせ、殺して生贄にしていたのでした!
(しかも、ホラーっぽい順番で死ななければならないw)
ホラーにありがちな状況を作るために、トンネルを崩壊させたり、科学バリアーで外と別離させたり、エロシーンを撮るために月の明かりを調節してフェロモンの霧を出したり…
もう、「死亡フラグの立て方すごいな!?」と思うくらいお決まりです。笑

それを操作する人達(ストーリーでいうところの「組織」)が管制室で5人の様子を見つつ誘導している様が映るんですが、
モンスターがどれになるか賭けたりしていて、もうメタ要素の塊。
この管制室メンバーのお陰でホラー要素に笑いが盛り込まれて、女子高生チェーンソーを彷彿とさせました。
(こちらの方がずっといい映画なのは間違いないですが笑)

とにかく画面は常に派手な感じで、飽きませんでした。
特にモンスターが解放されてからは、そこらじゅう血まみれで人食われまくり。
モンスターホラー映画好きにはたまらない絵だったと思います。本当に本当にすごい。

さて、最終的に「処女」だけが残らなければいけなかったんですが、愚者役のマーティが予想以上にキレもので
最後まで生き残ってしまい、組織の重役はモンスターに殺されてしまうという始末。
結局は神様が復活して地下から出てきた大きな手が山小屋を突き破って終わりです。

メタ要素満載かつ、モンスターの豪華同窓会。
普通のホラーとは一味違う映画でした!