このレビューはネタバレを含みます
再観/
染谷将太がなぜ死んだのかよくわからないエンディングだった
高良健吾、高岡蒼佑に寄せただけの「死」に想えて説得力がない
限界集落
山々
霧
穴
階段
用水路の滴り・・
若松孝二の三味線バックのson-imageでも良いんだけど
そこに
井浦新の死への悶絶
と
新たに生まれる産への悶絶
が
等号一致
していることがよくわかるOPから始まる
佐野史郎による時系列配分を施した
寺島しのぶ産婆が設けた三代の島の男の寝取り物語
特に高良健吾の女とのセックスの後の自分の映る扉の中を鏡に見立てて己の美にまとわり付く女たちとそれに反比例するが如くの自分の中での虚無感、美に対する憎悪、醜への自傷という流れの中での彼の佇まい、鬼気迫る顔と言ったら凄かった!!!!
高岡蒼佑の一旦チ○ポに躾された『妻』から【女】への獰猛な性への確変も素晴らしい
若松孝二の遺作だけど
最期の最期に『女』を描いた監督らしいエンディングノートに拍手。。