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汚れなき祈りのyasu555overseasのネタバレレビュー・内容・結末

汚れなき祈り(2012年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

さっきアマゾンプライムで見ました。

本作は2005年に同国(ルーマニア)で起こった事件を題材にした1人の女性アリーナが悪魔祓いの犠牲になる様を描いたドラマ映画。

異常はどっちなのか?! 異常はアリーナか神父達か?!信憑性が問われる難しいドラマ映画でしたが、アリーナ役のクリスティアン・ムンギウの演技が自然体の様な悪魔に憑依された演技が凄かったです。彼女の自然体な演技が凄く伝わりました🌟🌟🌟🌟🌟
現代でも悪魔に憑依されたという確実な証拠、根拠を検証させるのは今でも難しく、科学の進歩がまだまだ成長してないから検証させるのは当然難しいですね。体験者しか理解出来ないということです。

色んなオカルトを題材にしたオカルトホラー映画等(エクソシスト ビギニング、エクソシスト1、エミリー・ローズ、ザ・ライト エクソシストの真実、エクトプラズム 怨霊の棲む家、悪霊喰、死霊館シリーズ、ラ・ヨローナ、パラダイム(オカルトに近い)、へレディタリー/継承、女神の継承(オカルトの要素が入ってる)、ベネデッタ)をたくさん見てきましたが、"汚れなき祈り"の撮影手法がヒッチコックの"ロープ"やアルフォンソ・キュアロンの"トゥモロー・ワールド"、フィル・バランティーニの"ボイリング・ポイント/沸騰"、ミヒャエル・ハネケの"隠された記憶" を彷彿させられて本作も長回しで自然な演出で撮影してるのが特徴的でリアル感がありました🌟🌟🌟🌟🌟

本作はへレディタリー/継承、ラ・ヨローナ、死霊館シリーズ、エミリー・ローズ、エクソシストとは全然違ってて長回しによって自然体な演出、演技がリアル感で伝わりました🌟

最後、悪魔祓いに成功してアリーナが正常に戻った時、急に気を失って神父が救急車を呼ぶようにシスター達に頼み、救急車が到着して搬送中、女性救急隊員がアリーナにアドレナリン入りの注射5本を打たせた原因こそ、アリーナが注射5本分アドレナリンの副作用によって激しく圧迫して死んだのやと考えられます(自分なりの推測で考えた。悪魔祓いが終わって、正常に戻ったアリーナは心身共に神経衰弱に陥ったとしか考えられない)

    受賞歴

12年・第65回カンヌ国際映画祭で女優賞と脚本賞を受賞。

2013年第85回アカデミー賞外国語映画賞ルーマニア代表作品に選出