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パラノーマン ブライス・ホローの謎のnamのレビュー・感想・評価

4.0
「滑らかすぎるストップモーションアニメによる魔女の謎を追うアドベンチャー」

「コララインとボタンの魔女」と「KUBO」のスタジオライカによるストップモーションアニメ!

世界最高峰のストップモーション技術とこだわりでコマ撮りしてると感じさせない程滑らか!チーフアニメーターはKUBOの監督であるトラヴィス・ナイトが務め今回は特に表情が豊かで25万種類以上の表情を組み合わせて使っているとの事!

1秒24コマを表情、動き、背景全て動かして撮るなんて本当に気が遠くなりそうなのに、クリエーターのこだわりを感じます。ただそこまでこだわるからこそのCGでは出せない、質感やディテールに至るまでの魂がたしかにあると思います!

終盤の魔女との対峙の幻想的で美しいシーンは素晴らしく、よくこんな物体をコマ撮りで表現できたなと尊敬の念しか生まれません。トラヴィスもコメントしてましたが鳥肌が立つほど美しいです。

ストーリーは霊が見える能力のある少年が魔女の呪いを解くために奮闘する話で、差別が大きなテーマとしてあり、自身の能力から差別され孤独な少年が、魔女のという同じく迫害され、孤独な立場な存在の謎を追っていく構成でした。

Blurayで観たのですがこの手の作品はメイキングもまた面白いので、コマ撮りと頭では理解していても制作の工程を目の当たりにできるので「え、こんな風に作ってたの!!?」と驚きや発見があり、この映画がどのように作られたかを知れるため本編並みに見応えあるのでおススメです!
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