Matilda

アンナ・カレーニナのMatildaのレビュー・感想・評価

アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)
4.0
アンナカレーニナは、高校生の頃、高校の図書館で原作を読んでからずっと映画も観たいと思っていました。でも原作負けしてしまうだろう、とそこまで期待しないで観賞しました。

しかし、完全にいい意味で裏切られました。
まず、アカデミー賞受賞も納得の映像美。芸術でした。何もかもが美しかったです。普通こういった映像が美しい映画は絵を見ているような気分になる(要するに映像が止まって見える)のですが、この映画はそこが違いました。お芝居を観ているような場面転換、大袈裟でたまに踊っているようにも見えるエキストラの動き。それはまるでミュージカルのようで、元ミュージカル部の私は胸がときめいてしまいました(笑)

キーラナイトレイはこういった難しい役どころの演技がとても上手く、貴族の役も顔立ちや身体の線の細さに似合っていて、納得のキャスティングでした。
ジュードロウも素敵でした。表情を変えずに目だけで演技ができるというか、きっと熱い恋心に翻弄される2人よりも難しい役だったのではないかと思います。
あとは個人的には、アリシアが出てるところに私は大興奮でした(知らなかった)!しかも脇役というより主軸を多少担っている役で嬉しかった。カーラもちょっと出ていましたね。これも知らなかったのでびっくり嬉しいでした。

ストーリーに関しては、映画化にしては珍しく原作通りで嬉しかったです。
この映画に関しては賛否両論というか美術以外の点ではあまり評価されていないようですが、私はとても好きでした。
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