荒野の狼

清須会議の荒野の狼のレビュー・感想・評価

清須会議(2013年製作の映画)
4.0
2013年公開の138分の映画。導入部こそ本能寺の変でアクションがあるが、以後は清州城での駆け引きが中心であるにも関わらず、飽きさせない展開。信長死後の、柴田勝家(演:役所広司)と羽柴秀吉(演、大泉洋)の覇権争いは知ってはいたが、清州会議の他の参加者である個性豊かな武将 丹羽長秀(演:小日向文世)と池田恒興(演:佐藤浩市)については本作でその立ちどころがわかり面白い。勝家の家臣で犬千代の名で登場する前田利家(演:浅野忠信)をはじめ、清須会議以後の歴史的な役割も本作鑑賞後には興味が持てる内容。
本作試聴前に、予備知識としてお市(演:鈴木京香)と秀吉の関係などを知っておくと内容の理解の助けにはなる。また、本作視聴後に、舞台となった清州城(復元)や、清須会議の後で、勝家と秀吉の決戦の場となる賤ヶ岳などを訪れる楽しみもできる。
出演俳優は好演しており、また西田敏行が更科六兵衛役で数分登場したり、2020-21年の大河ドラマ「麒麟が来る」で織田信長を演じた染谷将太が森蘭丸役で短いシーンで登場するのも楽しい。
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