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そして父になるのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

そして父になる(2013年製作の映画)
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全然泣けなかったんだよ。
私には子どもがいないから。


親子のあり方というもの自体正解なんてだれも知らないし、
育っていく過程で子どもにとって親というのは必要なカタチが変わっていくと思うんだ。
劇中で、父親ってのも誰にも出来ない我々の仕事でしょうが。とリリーさんが言っていたけどそれは間違い無いんだけど、単に一緒に過ごすことが正解でもない。


私はいい年して、大風邪引いて寝込んでしまい、実家が近いのをいいことに母親に看病に来てもらった昨日。
やっぱり母親の味は美味しいなあ。
と全然食べられなかったのに母親の料理はぺろっと平らげていた。
母親が帰ったあとに、旦那さんに安心しきった子どもの顔をしていたよ。と言われた。

いくら恋人や、配偶者に気を許していたとしても親といるときの安心感というのは全く違うのだなと昨日初めて気付いた。
心から子どもになれる相手。
親子というのはそういう関係でしかないんじゃんじゃないか。
だから、多分遺伝子とか関係ない。
共有してきた空間と時間が親子をつくるんだろうなあ。と思ってしまった。
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