良かった。
リリーフランキーと福山雅治の対照的な父親が特に良かった。
不幸なことに、互いの子どもが入れ違う。育てる環境や親によって、こうも子どもの人格が変わるのかと、違う意味で恐ろしくなった。
エリートの父親で生活も落ち着いてかなり豊かな野々宮家、福山にぴったり。電気店を営み大家族で貧乏だけど毎日楽しく暮らす斎木家、リリー・フランキー。
この事件のおかげで良多は本当の父親になっていく。雄大は端から父親であったのに対して良多はそれまで本当の意味で父親になりきれていなかった。そんな父親同士がぶつかり合うことで、良多に色んな心の変化が生まれる。
ラストは泣けた。
親子は血だけではない、絆が何より大切だということを教えてくれる。
個人的には母親は反対のキャスティングの方がしっくりくる気がしたけど、あえて、なのかな。面白いのは母親は両者共に最初から母親なんだな。
