さうすぽー

そして父になるのさうすぽーのレビュー・感想・評価

そして父になる(2013年製作の映画)
4.2
自己満足点 83点

本日2本目です!笑
この作品は今回2回目で、以前録画していたやつを忘れた頃に観ました。

1回目観たときも、地味ではありますが結構印象深かったのを覚えています。

この御時世で子供の取り違えというテーマというのはどういう事なのかなと思う事でしょう。
ただ、あまり詳しく話せませんがこれにも理由があります。

福山雅治は良いときと悪いときがありますが、これはやはり..はまってますね笑
一流の企業に勤めていながら父親としてはだいぶ出来損ないです笑
福山雅治の顔的にもエリートらしさが出ているので、最初に観る前は父親ダメ父に見えないんじゃないかと懸念してますが、それを見事に演じています。

大事なのは、一緒に過ごした「時間」なのか、親子で受け継ぐ「血」なのか。
自分はどちらも正解でもあるし不正解でもあると思います。

普通だったら物語の展開的に、一緒に過ごした「時間」を取るだろ!
と、誰もが最初に観るときは感じるでしょう。
...しかし、現実はそう簡単にいくものではありません。

それはさておき、
この作品は改めて観ると、前に観た「海街diary」とは違ってカメラだったりライティング等にあまり拘らず、少し悪い言い方をするとキャストに力を入れた作品です。
なので、人によっては地味に感じる方も多いと思います。

ただ、これは是枝さんの演出なのかキャストの演技力なのか、はたまた脚本の良さなのかはよくわかりませんが、本当に画面に引き込まれるんですよねぇ。
本当に良い映画だと思います。

ただ一つだけ好きじゃない点としては、
森の中のシーンで井浦新が出てくるシーンは、展開として必要があったのかが疑問に感じました。
必要なのかも知れませんがちょっと映画から気持ちが離れてしまいました。
でもそれくらいです。

あとすいません、ラストの所だけ話したい事があるので、コメント欄にフィルタをはってコメントします。

しかし、是枝監督の作品は良い作品ばかりですね。
唯一「三度目の殺人」だけは、モヤモヤ感があまり好きでは無いのですが、映画的には素晴らしい作品だとも思っています。

今度是枝作品を観るときは、「奇跡」をレンタルしようと思ってます。