バカバカし過ぎて、ついて行けないかと思ったけど、けっこう面白かった。ロバート・デ・ニーロが出ているから見たけど、デニーロが出ていなかったら、見なかったかもしれないので、色々な種類の映画に出てくれるデニーロには、感謝しなくてはと思う。デニーロは、大御所なのにもかかわらず、主役でなくても、どんなにバカバカしい役でも、何でもこなすのが、本当に素晴らしい。
この映画で、デニーロは、不法移民を嫌って過激な発言をする上院議員を演じている。この映画は、2010年に公開されたのだが、2017年の今、見ると、この上院議員がトランプ大統領にそっくりだ。大統領選の前に、デニーロが、トランプを痛烈に批判したことが皮肉に思えてしまうほどだ。
映画の最後に、これで、終わりと思ったところで、再びデニーロが出てきて、意外な展開。ああなる必要あるのかと思ったりもするが、あの最後が、この映画でデニーロを使ったゆえの遊び心なのかも。
デニーロファンなので、デニーロ中心のレビューになりました。