嘆きのピエタのこうみ大夫のネタバレレビュー・内容・結末

親子愛を利用して復讐をするってとこまでは途中で読めたんだが、最後に母親がガンドに同情しちゃうってあたりが読めない展開だった。ガンドはどこまで知っていたのだろうか。最後に三人は並んで寝そべり、まるで三人の家族のようになるが、なんかそこが一番のテーマな気がする。贖罪を伝えるようなラストも、結局は死んで家族となるというような意味なのかもしれない(やけに最後だけ綺麗に死んでいくし)。
前半の飛ばし方が雑だった気がする(母親が現れ、それにすぐどっぷりになる殺し屋、という奇妙な感じを表現したのかもしれないが)。もう少し長い映画にしてもよかったと思うよ、キムギドク。カメラワークはあれで良い。