愛を知らず育った男が母親の登場で人間らしさを取り戻すが、母と名乗る女の正体は……
■出演者■
イ・ジョンジンさん トラブルシューターの悪役の人か
撮り方のせいなのかかっこよかったり凄い老けて見えた…
30年間違法利息の借金の取り立て屋として痛みだけを与えながら生きてきたガンド。そこに現れた母親を名乗る女。愛を知らない彼は自分の肉を削いで食べさせたり、子宮へ戻ろうとするといった痛みで彼女を試す。
…
借金の取り立て人であるガンドは、幼い頃親に捨てられ愛を知らない。
そのため非常に冷酷で、債務者に対して障害を負わせるなど、凄惨な手口で恐れられていた。
ある日、ガンドの前に自分の母親を名乗る女が現れ…
母が債務者の母親に突き落とされるかと思いきや自ら身を投げる場面が印象的。
「残酷と恨みの連鎖」と「(カント的な)自由意思」の対比が浮かんだ。超越性。
ガンドが死んだのが悲しいという思いが、彼に生きて…
静かだけど、暗く広がる凄まじさを宿した映画だった。
それを生み出している要素は色々あるけど、一番はショット単体の象徴性とその力強さだと思う。逆さに置かれた時計(貧困に喘ぐ労働者・母親に捨てられた主…
【 マミーとマネー 】
BGMや音楽が作中皆無なのが良い。
殺伐とした、あまりにも殺伐とした生活をありのままに感じ取れるからである。
物語だが、かなりの問題作である。幼き頃に母に捨てられ残虐…
「オンマ」と呼ぶガンドのいじらしいこと!(「オンマ」は「オモニ」よりも幼児語に近いみたいです)
中盤あたりで結末はもうわかっちゃうんだけど、それまでの画もセリフもいいんだよなあ。
途中なんでドキ…
あぁ〜残念…初っ端からわかってしまった…てかわかるでしょ冒頭のシーンで。わかって見るとヒントがありすぎた。
そう思って見ると、ホントにかわいそうな主人公だ。泣くわ。
だってこんなひどい職業に就いてる…
もう、大好き。
「母は悪くない、俺が死にますから」と何度も懇願し、
「あいつも.. ガンドも可哀想」と投身。
実の息子サングを喪った復讐で始めた成りすましだが、
愛情を知らず残忍に育ったガンドは…
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