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パシフィック・リムのkouのレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
3.5
《ロボットアニメのクライマックス感》
とてもクオリティの高い怪獣ロボット映画。ギレルモ・デル・トロ監督の愛の詰まった作品だなと改めて思う。「Kaiju」への愛、巨大ロボットへの愛。大人は子供の頃のアニメを思い出して感動するし、子供は新しい作品として楽しめるだろう。「巨大ロボットが怪獣と戦う」、それをクオリティの高い映像で迫力ある作品に仕上げている。それだけで十分だ。

物語の冒頭から、前回までのあらすじ的な展開で始まり、とてもサクサクと説明されるのも気持ちいい。物語の始まりから、イエーガーの全盛期を過ぎ、もはや佳境に立たされているという点も今作の特徴だろう。映画的なクライマックス感が常にある作品だなと思った。

二人で一台を動かすというエヴァ感。巨大ロボットの重厚感。イエーガーの持つ必殺技の数々。クライマックスのハラハラ感。とにかく見ていて子供のころに戻されるワクワクする映画だった。
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