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劇場版 BUCK-TICK -バクチク現象-のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ナレーションもない。スタジオの外でのオフショットもない。まずセッションシーンがない。アレンジ時はもちろん。リハーサル風景さえも。とにかくビートルズのホワイトアルバムのようにメンバー全員が顔をあわせる必要のないマルチトラックレコーディング。その過程が劇場映画スケールのハイクオリティ映像と音声におさめられていく。トラックの断片や複数のテイク。レコーディングディレクターがよみあげるテイクナンバー。いまや無限トラックで永遠に多重録音でき。いくらでもあとで編集できる時代。レコーディングとは。成果物はもちろんだが。サブスクで。もはや蒸気化。雲散霧消。ドキュメンタリーをこそ。劇場映画にしてこそ。のこすべき時代になったのかも。
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