ピピン

リアリティーのピピンのレビュー・感想・評価

リアリティー(2012年製作の映画)
4.0
最初の30分ぐらいは何の話か分からなかったが、方向性が見えてくると俄然面白くなって興味深い内容だった!

これは多かれ少なかれ誰でも思い当たる節はありそうな心理だろう。

最初は子供の為だった目的がだんだん自分の為の執着に変わっていく。
ラストの行動は本来の目的を見失って、そもそも何の為に番組に出演したかったのかさえも分からなくなった事を象徴している。

これは、宗教や戦争から自己啓発やSNS依存まで、様々な事で容易に想像出来る人間の心理状態を誇張した形で表現したのだろう。

素晴らしい着眼点だと感心した。
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