まーしー

ワイルド・スピード EURO MISSIONのまーしーのレビュー・感想・評価

3.5
シリーズ第6作。2度目の鑑賞だが、個人的には楽しめた作品。

本作のテーマは「家族」だろう。ポール・ウォーカー演じるブライアンに子どもが産まれ、再結成されたチームも「家族」という言葉でまとめられている。ミシェル・ロドリゲス演じるレティの再登場、敵対するはずのドウェイン・ジョンソン演じるFBI捜査官ホブスとのタッグなど、敵味方の垣根を超えた「家族」の物語だった。

見どころのアクションは、シリーズで回を重ねるごとに派手になる一方。ハイウェイでの戦車の走行や飛行機と車のチェイスなど、迫力満点の内容に仕上がっていると思った。
登場人物が多く、同時並行的にカーチェイスやバトルが繰り広げられているため、ところどころ状況を把握できなかったが、気楽にそして安心して観ることができた。

時系列ではシリーズ第3作の前の話となるため、『ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT』に繋がる展開となっている。仲間の一人であるハンが日本へ行くことを口にするシーンは、何とも切なくなった。