まーしー

デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2のまーしーのレビュー・感想・評価

3.5
前作で飛行機の爆発事故を予想し回避した高校生たち。しかし、彼らは順に不遇の事故に遭見舞われた……。
今回はハイウェイの多重事故を予知し回避したヒロインたちが、死の筋書きに沿って不審な死に直面していくというストーリー。

本作の演出の巧さは、観客をミスリードさせる点だろう。
家が火事になる、歯医者で窒息するなど、そのまま死に至る過程をスリリングに描く一方、必ずしも死に直結しないところが良い。
観客の予想を見事に裏切り、何度か肩透かしを与えている。

前作に登場したクレアや葬儀場の謎の黒人男性も登場し、正当な続編という位置づけ。
順番通り死んでいくという「死の筋書き」も健在。
ここに新しいルールが加えられていたところが、個人的にはやや残念ポイント。前作同様、シンプルなままでも十分に楽しめたような気がする。

ヒロインのキンバリーを演じたA・J・クックは、目の保養になる美しさ。
前作から登場するクレアを演じたアリ・ラーターとともに、画面に華を添えている。
グロさ十分な内容ながら、この2人のおかげで華やかさも漂う。

最後の最後まで目が離せない展開。
前作がお好きな方には、本作もお勧めしたい。