吉田康平

ワイルド・スピード EURO MISSIONの吉田康平のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ドミニク・トレットは元警察官である新たな恋人エレナ・ネベスと、ブライアン・オコナーは妻ミアとの間に生まれた息子ジャックと共に、山分けした大金で手に入れた自由で静かな生活を送っていました。

そんなある日、モスクワにて軍隊が襲撃され、何億円もの価値をもつチップを奪われる事件が発生します。元英国特殊部隊のオーウェン・ショウ率いるヨーロッパを拠点に大きな犯行を繰り返す国際的犯罪組織が関わっており、かねてより組織を追跡していたアメリカ外交保安部(DSS)捜査官ルーク・ホブスは、組織壊滅の協力を要請するためドミニクを訪ねます。協力を渋るドミニクでしたがホブスに手渡された捜査資料には死んだはずのかつての恋人であるレティ・オルティスの写真がありました。ドミニクは真相を確かめるために、自分らのこれまでの罪を帳消しにする事を条件に協力を了承。ブライアンらファミリーを再び招集し、イギリスを拠点に活動を始めます。

程なくロンドンにてショウ一味のアジトを突き止めたインターポールが逮捕に踏み切りますが、その動きを事前に察知していたショウはアジトを爆破して逃走。すぐさま追跡を開始するドミニクたちでしたが、組織によるハイテク機械、さらには見たこともない改造車に翻弄されあえなく取り逃がしてしまいます。追跡のさなか、ドミニクは組織のもの思しき一台の車と遭遇。そのテクニックから運転手はレティであると察したドミニクは、激しいカーチェイスの末追い詰めます。自分の名前を呼ぶドミニクに対しレティは躊躇なく発砲、ドミニクが負傷した隙に逃亡してしまいます。

また、情報収集を続ける中で、かつての敵であるアウトゥーロ・ブラガとの繋がりが明らかになります。ブラガに近づくため、ブライアンは囚人としてアメリカに戻りブラガが収監されている刑務所に入ります。ブラガとその手下達に襲撃されるブライアンでしたが、反撃してブラガから情報を引き出す事に成功しました。ロンドンに残っていたホブスやドミニク達は監視カメラ映像や車の製造者からショウに近づける情報を分析。ショウに特殊なレース・カーを売った男を突き止め、ジゼルら4人が向かいますが、レティを含むショウの部下が襲撃してきます。4人は反撃し追跡しますがレティと男1人を逃がしてしまいます。レティはアジトへと戻り、同行した2人が死んだ事を告げてもショウは「ミスをして残念だな」と言うだけで仲間の死を悼みはしません。「私が死んでも同じなの?」と怒るレティに「君は別だ。記憶を失っている分、君はピュアだ」と応えるショウ。レティは記憶喪失になり、ショウに利用されていたのでした。

ショウの目的は盗んだ軍事部品を集め「ナイトシェード」と呼ばれる軍の通信網を24時間遮断する特殊装置を作り上げることでした。彼らの目的を阻止すべく、合流したファミリーは最後の部品があるスペインのNATO基地へと向かいます。軍隊は輸送隊に別の保管場所の移動を命じるもショウ一味に襲撃されます。ショウは輸送トラックに積み込んでいた戦車を解き放ち、ハイウェイで戦闘を繰り広げます。ドミニクらの活躍によりレティを取り戻しショウ一味を拘束したものの、予め手を打っていたショウはミアを人質にとり、引き換えに自身の解放と最後の部品の受け渡しを要求します。

ミアの救出と軍事部品の奪還を果たすべくショウを追うファミリーでしたが、ショウは輸送機で逃亡を図ります。ローマン、ホブスらが運転する車をワイヤーで輸送機と繋ぎ、足止めをする間にドミニクとブライアンが機内に乗り込みます。格闘の末、オーウェンを倒しドミニクらが脱出した直後機体は炎上。こうしてミッションを果たしたファミリーは全ての犯罪歴を抹消、ドミニクは元のロサンゼルスの自宅へ戻るのでした。


途中で死んだはずのレティが出てくるのは驚きでしたが、その上発砲までするのはさらに驚きでした。また、戦車が出てくる点もスケールが違うなあと感じました。
吉田康平

吉田康平