ジャケ裏のあらすじを見て興味が湧き借りたのですが、ちょっと微妙でしたね。
正直、ヒロインにあまり感情移入できなかったのがハマれなかった最大の要因です。
正しさと幸せが同義でないという話はそのとおりだと思いますが、セレステの行動は、正しいというより独善的なように思えてしまい、そこは消化しにくかったです。
したがって、ジェシーとの関係の変化についても、当然の帰結という感じがして、好き合っていても離れなければならない悲しさみたいなものもイマイチ感じず。
もう少し、悲哀や切なさ、やるせなさなんかを感じたかったかな、と思いました。
安直なハッピーエンドでなかったのは良かったです。
リスタートのタイミングで終わると、話のその後に広がりがある感じがするので。
これで主人公像が、もっと共感性の高いキャラクターだったら、どうだっただろうかと、ちょっと考えてしまいます。
