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欲望のバージニアのlaszloのレビュー・感想・評価

欲望のバージニア(2012年製作の映画)
3.5
2012年 アメリカ
監督 ジョンヒルコート 脚本 ニックケイブ
WOWOW録画鑑賞

禁酒法時代のバージニア州フランクリン
違法に酒を製造するボンデュラント三兄弟の物語
腕っぷしの強い兄2人の活躍をちょっと情け無い末の三男の眼を通して描く

喧嘩が強く頭が切れて度胸もあるそんな次男のフォレストをトム・ハーディが演じますがそれがなんと言っても格好が良い男の中の男です
喧嘩は強いけど優しさのあまり酒に溺れる長男ハワードはジェイソンクラーク
喧嘩も気も弱いけど思い切ったことをする三男ジャックをシャイアラブーフが演じています

そしてその男たちに絡むのはシカゴから流れてきたマギー(ジェシカチャステイン)と牧師の娘バーサ(ミアワシコウスカ)

全米1番の密造酒製造のメッカフランクリン
そこで街を挙げて密造酒を作っていたところにやって来たのは州の検察官と新任の特別補佐官チャーリーの2人
今まで通りの商売を続けたかったら裏金を出せと要求
殆どの人たちはその要求に屈するけれど三兄弟はどうする?

法を犯す者もさることながら守る立場の者も荒くれ者揃いでフォレストはナイフで喉を斬られたり銃で撃たれたりします
こんなのは実話ならとっくに死んでるよ!と思いますが実話でした
結構面白かったです

世紀の悪法と言われる禁酒法
実際に正規のバーが潰れる裏で3倍以上の潜りのバーが出来ました
酒の消費量もその前よりも増え粗悪な品質のせいで深刻な健康被害もあったようです
この映画でも禁酒法が廃止されたあと三兄弟は正規の仕事に就き幸せに暮らしたとされていました

どうも人間とは不思議なもので政治的思想も含めて理想を追い求めても必ずしも思った通りにはならないようです

そういえばバージニアとシカゴが結構近い感じで描かれていましたがあんな距離感なんでしょうか?関係性が良くわかりませんでした
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