このレビューはネタバレを含みます
「ホワイトハウスがテロリストに襲撃されて陥落する」という、それまで映画界でタブー視されていたと思われる(?)大胆な題材と、なかなか豪華なキャストにもかかわらず、CGが妙に安っぽく、ストーリーや設定も雑でツッコミどころ満載という、残念な本作。Netflixに上がっていたので上映以来久々に観賞したけど、印象はさほど変わりませんでした。
まず韓国の首脳が「首相」で、あんなチンチクリンな若造なのが酷い。そしてその首相の護衛が長髪に髭とか、絶対にないでしょ的ないかにもなルックス。なんでわざわざこんなシュールな感じにしたのか。
米軍が簡単にやられちゃったり、核のパスコード3つのうち2つを簡単に教えちゃったりもひどい。あの裏切り者がなんで裏切ったのかもよく分からなかった。どんなことがあっても、米国政府の仕事を円満に退職した人が、北朝鮮ごときのテロに加わるなんて絶対ないと思う。
なぜか同じ時期に上映された、同じような設定の「ホワイトハウスダウン」の方が、ベタではあったけどまだまっとうでしたよ。
それでも容赦なくバンバン人が死ぬ露骨な描写が生々しく、その勢いだけでなんとなく楽しめちゃったのも事実です。ま、要するにそういう映画です。