りん

きっと、うまくいくのりんのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.8
飛行機で離陸寸前だったファルハーンの元に大学時代の親友で、行方がわからなくなっていたランチョーに会えるという1本の電話がありました。
急病人のフリをして飛行機を降りたファルハーンは同じく親友だったラージューを急いで迎えに行き、卒業校の超難関工科大学ICEで出迎えたのは電話をよこしたチャトゥルでした。
呼び出した理由が10年前にしたランチョーとどちらが出世しているかという賭けで大企業の副社長となった自分との差を思い知らせるために会いに行くのです。

ランチョーは破天荒で教育制度に疑問を持ちながらも優秀な生徒。
ファルハーンは、産まれた時に父親からエンジニアになるよう決められ成績は低く、本人はエンジニアではなく動物の写真家になりたいと思っていました。
ラージューは神頼みやおまじないに頼り非常に貧しい家で家族の生活が彼の肩にかかっています。


"きっとうまくいく"

教育制度や社会問題、命や生きることの意味にも踏み込んでいました。
インドでは自殺数が多いみたいです。

"きっとうまくいく"はランチョーのモットーだったこのフレーズですがファルハーンやラージューにとっても、いざという時心を落ち着かせてくれる合言葉となっています。
自分がなりたいものは心が教えてくれる。臆病になった時は胸に手をかざしてこの言葉を言うんだ。"きっとうまくいく"

きっとうまくいくシーンが大好きです。
特に感動したのが、モナの出産シーンとみんなが勇気を出し1歩踏み出したところです。

チャトゥルは相変わらずでした。笑
りん

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