ゴロフキン

きっと、うまくいくのゴロフキンのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.7
評価が高いのでいい映画だというのは予測してたけど、ジャケットのデザインがどうにも地味過ぎて全く見る気が起きなかった。でも試しに見たら凄いわこれ。またしても想像以上。インド映画ほんと恐るべし。
3時間くらいあるけど、途中一度も時計見なかったな。退屈する部分皆無です。笑いあり涙あり恋愛要素もサスペンスもあり。勧善懲悪な部分もあるけど敵役だって救われる。次から次へといろんなエピソードが起こり過ぎるんだけど一切散漫な感じがしないのはさすが。
基本はコメディ。苦学生の彼の家族のシーンだけモノクロで貧乏イメージ強調、半身不随のお父さんまでオモシロ担当にされてて、面白いんだけど笑っていいのかこれ?ってちょっと引きました。でも後半の彼の一連のエピソードは最高、涙腺故障します。
全体を通していくつもの伏線があるんだけど、その回収が見事。終盤にかけてあれもこれもそれもって感じでどんどん繋がっていく感じが楽しい。ラストの主人公の意外性満点な秘密とか素晴らしいの一言。

インド映画って今のところ全部見終わった後の爽快感が半端ないです。これはその中でもかなり上の方にくる作品だと思う。
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