転校生マーク（イズラエル・ブルサール）は知り合ったレベッカ（ケイティ・チャン）に誘われ華やかな夜の生活を知り、車上荒らしなどの犯罪に加担する。やがてセレブの豪邸の空き巣を繰り返した挙句、仲間たちと警察に捕まるが、マスコミによって注目の存在になってしまう。
現代社会のモラルを問う胸糞映画。
監督はソフィア・コッポラなんだけど、彼女の他の作品に見られるような趣きは全くない。
一方で、セレブの世界に憧れて、罪悪感や当事者意識がないまま犯行を繰り返す若者たちの、妙な躍動感がみなぎっていた。
胸糞の筆頭とも言えるニッキーを演じたエマ・ワトソンの “いい女気取り” がドはまりで笑えちゃった。
途中、無責任な狂乱が延々続いて、ラスト30分で物語が転換するかと思ったら、最後までカオスで終わってしまってびっくり！
バカな大人と愚かな親がいるからこういうことになる。
