一家惨殺事件の唯一の生存者である少年に催眠療法をした医師の家庭から子供が誘拐、2つの事件が被ってゆく北欧ミステリー。
監督ラッセ・ハルストレム。
監督の作品は「ギルバート・グレイブ」以降は未鑑賞、なんとなくハートウォーミングな作品をとるイメージがあったため今作の題材が意外だなあと思って観てみた。
2つの事件が重なりあうのと、夫婦間の再生がメイン。
じっくり丁寧な厚みのある北欧ミスを読んでいるような感じだった。
でも小説なら良いが映像だとやや単調。
北欧の冬の雰囲気がとても寒々しいのが良かったです。
ワイエスの絵そのままのショットがあったのも印象的だった。